ホームヘルパーの現状

少子高齢化が進展する現代社会、働くことのできる若者の割合が少なくなる一方なのに、高齢者は年々増えていく。医療や治安、国民の所得が向上した先進国では往々にしてこのような傾向に陥りがちになるとはいえ、今後政府や各自治体によって改善しなければならない状況であるのは確かです。しかし、まずは将来うんぬんよりも現状を打破するのが先決となる訳ですが、そのために整備しなければならないのが高齢者の介護問題です。現在介護に携わるホームヘルパーの数が不足していることが大きな問題となっています。ホームヘルパーにはきつい、汚い、厳しい、いわゆる3Kの問題があり、介護保険開始時にはホームヘルパーの資格の講座も活発に運営され、有資格者の数も増えましたが、最近ではあきらかに減少傾向が強くなっています。しかし逆に考えれば、ホームヘルパーや介護資格を持っている人であれば、職に困ることはないでしょう。どんな業種でも厳しい職場の改善のための文字通りの職場改造が幾度も行われ、それなりの成果を挙げてきましたが、こと介護に関しては簡単に職場(高齢者との交流)を改善することはできません。なおかつ要介護者の中には人付き合いを求めている人もかなりの割合で存在する手前、機械化にも限界があり、文明の進歩にあらゆる意味で付いていけないのが介護業務最大の欠点なのかもしれません。かと言って、ホームヘルパーの人達に「我慢しろ」というのも無茶な話です。この問題は介護業の中だけではなく、医療や、もっと他の社会的な活動とも結びついたものであることを自覚し、解決のために行動する必要があるのだと思います。

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